パイレーツロック!!
1966年
そこはロックの黄金時代。
ザ・フー、ローリングストーンズ、ビーチボーイズ、ヤードバーズ、ザ・フーなどなど。。。
ロックが人々の人生を変え、そして時代を変えられると信じて疑わなかった時代。
しかし、当時のイギリスBBCラジオはポピュラー ミュージックの放送を1日45分に制限していた。
その代わりに人々が聞いていたのが海賊ラジオ局 「Radio Rock」
北海に停泊することで法の網をすり抜け、24時間ロックを流し続けていた!
当時のイギリス国民のなんと半数が聞いていたらしい。
この映画はラジオ ロックを放送する船に乗り込んだ青年(タバコとマリファナを吸ったことで高校を退学処分)の目を通して、Radio Rockの最高なDJ達の生活が描かれているんだけど、それがもう最高にダメな人達ばかりなんだけど(笑)、そこが最高にカッコいい!!
(以下、ネタバレ注意です)
どれくらいダメかいうと、結婚したばかりのDJ仲間の花嫁を平気で寝とったり、それに怒った別な仲間が憤慨して「チキン レースだ!勝負しろ!」ってことになり、船のマストのどちらが高く登れるか競ったり(見てるだけど足がぞくぞくじた)、海の中で溺れそうになっているのに、レコードが詰まった重い箱を手放さなかったり。
人としてダメじゃない、あなたたちって感じなんだけど、音楽への愛情は半端ではなくて、No Music No Lifeじゃなくて、もうMUSIC=LIFE!!
音楽が人生であり、人生が音楽! !
なにかに尋常じゃないほど惚れ込んでいるからなのか、そんな愛すべきダメ人間たちは最高にカッコよかった。
特に音楽好きな人にはめっちゃお勧めです。
特に60年代音楽好きにはたまらないでしょうね!
それから、洋楽を普段聞かない人にもお勧めです。
あの頃の音楽は今の音楽のもとになっているので、メロディラインとかすごい親しみやすいし、60’sファッションを楽しむこともできるんじゃないかな。
あの頃の女の子の服装って、原色使いまくりで結構サイケだったりするんだけど、組み合わせ次第ではすごいカワイイね。
音楽も映像もカワイイ女の子も良かったんだけど、一番心に残ったことは別なことだった。
当時、なぜあれ程多くの人がロックに夢中になったのか?
イギリス国民の50%がラジオ ロックを通して音楽を聴いていた。
視聴率50%越えってすごいよね。
というか、1つの社会現象だよ。
ロックから派生した流行や活動も多いし。
ラブ&ピース、ヒッピー、フェニミズム、反戦活動。。。
これほど多くの人の心を、当時のロックは動かすことができた。
僕は、それは当時の社会が「圧力釜」だったからじゃないかと思う。
ストーンズ、ビートルズなどの曲がチャートの上位を独占していたけれど、大衆が視聴できるのは1日たったの45分間。
もっと好きな音楽を聴きたい!そんな抑圧された欲望が、海賊ラジオ局という小さな穴から一気に噴き出したんじゃないかなと。
そしてベビーブーム世代の大量の60年代の若者達(日本でいう団塊世代)のパワーによって世界中に広まっていったんじゃないかなと。
(ちなみにビートルズの日本初ライブも1966年。当時は大変な騒ぎだったと生き証人に聞いたことがある。ちなみにもっと言うと、ビートルズの世界ツアーの最初のライブがは日本だった。これは世界ツアーに向けて、どういったライブにするかというマーケティングだったとも言われている。)
そして上に書いたような様々なムーブメントを生み出したのかなと。
ということは「抑圧からの解放」と「大量の解放者」が重なりあった時に、世界的な大きなムーブメントが生まれるという方程式が成り立つのかな?
現代における「抑圧からの解放」。。。
今、世界的に多くの人々が抱えている抑圧ってなんだろう?
う~ん。。
ちょっと考えてみようかな
パイレーツロックの予告動画(youtube)
http://www.youtube.com/watch?v=Pl300HNInAA
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