ビジネス

個人間で知識・スキルを売り買いするWebサービスサイトまとめ

以前、引っ越しの手伝いとか、買い物の代行とか、家具の組み立てとか、そういう無形のサービスを売買できるサイトってないのかなーって、思って色々調べてみたけれど、国内ではそれらしいものがなくて、それなら自分で作ってしまおうと思って悪戦苦闘中です。

ヤフオクで扱ってるのかなーって思ったけど、怪しい情報教材とかタイやの取り付け?くらいしかなかったですね。
デザイナーとかプログラマー向けにはランサーズというサイトがあるけど。

そんなわけで、いくつか見つけた海外の無形のサービス売買サイトをメモ代わりも兼ねて書いていきます。


Coffee & Power

Cp


ファッションのアドバイス、プレゼン用のパワーポイント作り、クローゼットの片づけ、コストコでの買い物代行(コストコは会員制だから会員以外は商品の購入ができない)などなど、、、

色々なジャンルの仕事がアップされていて、メール等のデータ送信で完結する仕事と、リアルに会って完結する仕事の両方がアップされている。

この仕事の種類の多さはサイトに書いてある通り、本当にAll Kinds!何でもあってびっくり。。

利用者は1COFFEEドルを1USドルで購入し、そのCoffeeドルでCoffee & Power内で仕事の売買ができるようになると。

この辺の仕組みが今は懐かしセカンドライフっぽいなーと思っていたら、セカンドライフの創業者がこのサービスを作ったようですね。

ログイン方法はE-mail、Facebook、Linkedin。仕事を投稿している人のFacebookも見られるし、Linkedinでどういう人と繋がっているかが分かるし、あとはレビューで信頼性を担保している感じ。

それからWorkclubというものがサンフランシスコにあって、これはCoffee & Powerのオフィスでもあり、そして最近日本でも増えてきた co-working cafeを兼ねている施設とのこと。ここでCoffee & Powerをチェックしてもいいし、打合せにも使っていいですよと。


TaskRabbit

Taskrabbit


アップされている仕事内容はお手伝い的な物が多い。
買い物の代行とか、家具の組み立てとか、忙しい人が自分の時間をお金をかけて短縮させるためのお手伝いさん探しサービス的な感じかな。

仕事をする人々はRabbitと呼ばれ、Rabbit達が自分のできることやプロフィールを書き、仕事の依頼者がどのRabbitに仕事をしてもらうかを選ぶ仕組み。

複数のRabbitに依頼し、最も安い金額のRabbitに依頼するシステムもあるっぽい。

RabbitのFacebookとLinkedinも見られるのはC&P(Coffee & Power)と同じだね。
というか、こういう個人の信頼を担保させるために、実名制のSNSとリンクさせるのはデフォルトになる流れかもね。

人気のある依頼は、洗濯機や大量の服などの不用品の回収(中古ショップへの運搬?)、日用品の買い物代行、IKEAで買った商品の運搬と組立。

うーん、利用者の多くは主婦なのかな?

この動画が分かりやすいと思う。

taskrabbitの紹介動画

Zaarly

Zaarly


Zaarlyは欲しいものと、場所と、それに対していくら払えるかも入力し、その投稿を見た誰かが返事をすることによって完結するサービス。

仕組みはすごい簡単で、ユーザーインターフェイスもすごいシンプル。

この動画を見れば内容はすぐ分かるかも

Zaarlyのホームページ内のサービス紹介動画。日本語字幕もあります。

Tech ClunchでのZaarly紹介動画

ビデオを見た印象だと、地域の人々の付き合い方や仕事に対する概念をもっとウェットに、情熱的に変えていきそうな予感がしてすっごい今後が楽しみです。

個人がそれぞれにしかできない、自分が得意とし、好きであることで、誰かの役に立ち、それが収入になり、自尊心が満たされ幸せになる社会。

正に僕が作りたい社会、そんな社会をZaarlyも目指しているようです。

詳しい内容はTech Crunchの記事が詳しいのでリンクを貼っておきますね。

売り手と買い手をリアルタイムでマッチさせるローカルサービス、Zaarlyがローンチ


Skill Share

Skill_share

これは、個人が知識やスキルを誰にでも教えることができ、そして誰からでも色々な知識やスキルを教えてもらえるサービス。

名前通り、スキルをシェアするサービスですね。

オンラインで完結しているのかと思ったら、そうではなくて受付はオンラインで、実際の講習はオフラインだそうです。

紅茶の淹れ方・飲み方講習、Kickstarterで成功するプロジェクトの作り方、写真の撮り方講習、ゲームの攻略方法、65才(定年?)になる前に世界一周をする方法、プロ並みになるためのポーカー講習などなど。。。

もう色々な講習がリストに並んでいてびっくり。
これって個人によって得意なことって違うから、これから無数に講習が増えていくんだろうな。
もちろん質の悪いものは淘汰されていくと思うけど。

Skill Shareに関してホームページに記載してある内容を意訳すると。。。

「誰もが何かしらの知識を欲しており、そして誰もが誰かに教えることのできる知識を持っている。
それはつまり、僕たちのコミュニティ(社会)は素晴らしい大学であり、知識を簡単に交換し、人生を充実した楽しいものにできることを意味していると思う。」

この最初の「誰もが何かしらの知識を欲しており、そして誰もが誰かに教えることのできる知識を持っている。」という所がこのサービスの出発点なんだろうな。

そしてCEOのファミリーネームが読めない。。カンジャナプラコン??→ Michael Karnjanaprakorn

Skill Shareのサイトにマニフェストとしてアップされている動画がとっても素敵。
彼らのやりたいことがダイレクトに伝わってくる。

THE FUTURE BELONGS TO THE CURIOUS

The Future Belongs to the Curious from Skillshare on Vimeo.

そしてTech crunchに詳しい記事があります。

P2P学習コースを提供するSkillshareが、Founder CollectiveやSV Angelなどから$550,000を調達


Abilie

Abilie


これは日本のオウケイウェイブが運営しているサービス、2012年2月からオープンの予定。
ターゲットユーザーが①~④の海外サービスと比べると定まっていない感じはあるけれど、段々とサービス内容はブラッシュアップされていくと思う。

サイトによると。。。

「あなたの知識を電子ブックや動画にしたり、 あなたのスキルや経験を誰かに教えたり、 誰かが必要としているけど、その人にはでき ないことを代わりにやってあげたり。 あなたができることは無限大にあります。」

「誰かの時間や、誰かの知識を購入してあなたに足りない知識やスキルを補うことができます。さらに、あなたが必要な知識やスキル、経験をリクエストすると・・・あなたを助けてくれる誰かが現れます。」

とのこと。

サービススタート当初は、データ形式(画像、動画、パワーポイント等)でのサービスのみになるようです。

ビジネス向けなのか、家庭向けなのか、それともCoffee & Powerのようにまとめてしまうのか。
後者のようなイメージはありますね。

となると今後1~2年以内にターゲットを絞ったサービスが出てくると思う。
主婦向けお手伝いサービスに絞ったtaskrabbitや好奇心を満たすことに絞ったSkill Shareのように。

そのサービスの「本質」は何なのか?を考えたものがでてくるでしょう。


Abilieの話を聞いた時に、間に合わなかった。。。と思ったけれど、海外の事例を見ていると、まだまだ差別化できるポイントはたくさんあるし、展開できるサービスの形は色々ある。

特に。。。

・サービスの「本質」をつかみ、その「本質」に沿ったサービスにすること

・人とのリアルでの触れ合い

・仕事の概念を再構築すること。

これらがポイントになってくるのかも。

今度はこれらについてもう少し深く考えてみよう。



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簡単な問題(トラブル)解決方法

今日もまたミニトラブルが仕事で発生。

明日の朝納品の仕事の依頼が夕方6時にやってきた。

1時間程で段取りつけて無事解決。

2年前ならきっと倍以上の時間をかけて、結局できなくて上司に泣きついてたかも。

ここ2年間、色々なトラブルがあったので最近ではトラブルが起こるとワクワクするようになってきた。

そんなわけで、段々見えてきたトラブル解決手順がメモ代わりを兼ねて残しておきます。

1.何が問題かを把握

2.問題が解決された状態がどういう状態かを把握

3.1と2のギャップを埋める策をトラブル当事者と擦り合わせる

4.策を実行

・問題解決チームを作り全員に実行内容をメール連絡

・チームリーダーに対面or電話で指示

5.改めて実行内容をトラブル当事者・実行チームにメール連絡


1、2、3に関しては大したことは無い。経験からどうすれば解決できるかは分かるし、分からなければ自分よりも経験豊富な人間に聞けばいい。

やっかいなのは4の実行。

適切な問題解決チーム・チームリーダーとは?

誰にどういう行動を任せるか?

その選抜を数秒で判断し、相手に分かりやすくトラブルの内容と解決方法と具体的な行動を指示する。

この時大事なことは、「絶対にこのトラブルは解決しなくてはならない」という自分の強い思いを相手にきちんと伝えること。

(経験豊富でトラブルに慣れていない場合、たまに諦める人もいる。)

そしてもう一つ大事なポイントは、問題解決チームが自ら喜んでトラブルを解決するようにすること。

そのためには、

・チームの適切な選別

・「あなたに助けてもらいたい」という気持ちを伝える

特に2番目は大切だと思っていて、そこまで言うならなんとかしなきゃとか、○○が言うならなんとかしてあげたいという気持ちを持ってもらった時はとってもスムーズに進む。

かなりウェットな話になっちゃうけど、大事なのは、

・トラブルに関する真剣な気持ちを伝え共感してもらう

・問題解決チームが喜んで解決するように仕向ける

なのかな?


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世の中のジグソーパズルを埋めることについて語る時に僕が考えること

世の中のジグソーパズルを埋めること。

それは今まで暮らしてきたこの世界について広く深く知ること。

あれってそういうことだったんだ。

あれの裏にはこういう事情があったんだ。

あれってこういう仕掛けだったんだね。

っていうこと。


何かと批判も多い勝間和代さんの言葉だけど、あの人は言葉選びが上手だなーって思う。


世の中のジグソーパズルを埋めることによって、世界を知ると同時に自分についても知ることができるようになるような気がしている。

知っていることが少ないと、興味を持てる範囲が限られてしまう。

知らないことは知らないし、故に興味を持つことができない。


僕は今、グロービスでそんなジグソーパズル遊びをやっている。

グロービスはビジネススクール(MBAが取得できる大学院)だけど、僕が通っているのはGMS(Globis Management School)の方。

GMSでは一科目からグロービスの講義を受講できる。


2010年4月から6月の3ヶ月間、「クリティカル・シンキング」を受講した。

これは俗に言うロジカル・シンキングのグロービスバージョンみたいなもの。

「コミュニケーションと問題解決において考える時の考え方」を学んだ。

これは前職の先輩(彼はMBA取得コースで学んでいて今年卒業予定)に誘われて受講したんだけど、行ってよかった!っていうのがほんとに正直な感想でした。

それまで、ロジカル・シンキングに関する本を読んで分かったような分からんような気になっていたんだけど、ディスカッション形式の講義によって、講師が受講生から意見を引き出し、受講生は知らず知らずの内に自ら意見を引き出され、いつの間にか思考の階段を徐々に上がっていくことができる仕組みがありました。
向上心のある素敵な人達との出会いもあるし。

「物事の考え方の考え方」を学ぶクリシン(クリティカル・シンキングのことをグロービスの受講生はこう呼ぶ)というツールを手に入れることによって、世の中に対する見方が変化していきました。

この人がこう主張するのは、こういう前提条件があるからなんだな。

この業界ではこういう常識があったりするけど、ホントにそうなのかな?思い込みじゃないのかな?
(ユニクロがメジャー化する前の安い服は質が悪いという業界の常識とか)

この人、やたらカッコいいビジネス用語を連発するけど具体的になっていないな。。単なるBig Wordじゃないのか?(御社と弊社のシナジーを発揮して競争優位性を確立し、戦略的な打ち手を打ち出しましょう!とか)

俺、今まで議論でもBig Wordで煙にまいてきたな。。。
突っ込まれたら、全然具体的に話せなかったな。。。

などなど。

世の中のジグソーパズルを埋めるためのツールがクリシンなのかな?って思ってます。

そしてこのツールを使ってものを考えていると、クリエイティブな考えや直感が冴えてきそうな気がしています。

ビジネスというと論理的で合理的でってイメージを学生時代は持っていたけれど、それだけじゃ人は動かなくて、もっとウェットな感情の部分で動いたりもして。

そのウェットな部分をどう抑えるかというと、どうやって人に納得(説得じゃなくて)してもらうかになると思うんだけど、その時に大事なのは「論理」と「感情」の両輪なのかなって、最近は思っています。

論理的に話を組み立てておき、話をする時には相手の感情に配慮する。

ってことなのかなって。

そういったことができるようになってくると、積み重ねてきた物の考え方が熟成して直感的に正しい判断(or 間違いでない判断)ができるようになるんじゃなかなーって。


5年程前、まだ僕が着物の販売員をやっていたころの話ですけど、1年程販売をやりまくった結果、9割のお客さんに対して、その人が「欲しくて買える金額の商品」を見つけることができるようになりました。

それもおそらく、徹底的に叩きこまれた購買心理(購買心理の7段階、ストーリーを語れ、金額は聞かれるまで言うな、遊び・導入・本命・滑り止めの商品を用意しろ)のおかげかなと考えています。


世の中のジグソーパズルを埋めるための合理的とか論理的と思われる考え方を学び、実際にジグソーパズルを埋めていくことによって、その結果、クリエイティブティや直感が鍛えれられる。

それが、世の中のジグソーパズルを埋めることについて語る時に僕が考えることかな?

って村上春樹さんの本のタイトルのパクリなんですけどね(笑)


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世界中のカフェのストローを緑色に変えた男。

1997年

銀座にある名もないカフェがストローをグリーンストローに変えた。

その半年後、日本国内の全てのスターバックスがグリーンストローを採用。

さらにその数ヵ月後、全米のスターバックスがグリーンストローに変更。

そして現在、世界中のカフェの多くがグリーンストローを使用している


これはスターバックスのマーケティングの強さと、組織としてのしなやかさの証であると同時に、ある一人の男の影響力の強さを物語っている。

松田公太さん。

タリーズジャパン創業者

タリーズアジア創業者

クーツグリーンティ、Eggs `n Thingsの展開

ダボス会議にてYoung Global Leadersの1人に選出

サッカーとアメフトで鍛えた細く引き締まった体とよく通る声。

情熱的であり、かつ他者への思いやりを忘れない紳士。

会うまではバリバリの体育会系を想像していたけれど、全然そんなことはなかった。

人懐っこいそのくしゃくしゃの笑顔は一瞬で初めて会う人の警戒心を解くのだろう。


そんなわけで行ってきました。

松田公太さん講演会@東京大学!


なんと、途中からオイシックスの高島宏平さんとトレンダーズの経沢香保子さん(ちなみにこの方、めちゃくちゃ美人です!!)が登場!

起業家に関するセミナーとしては超豪華。。。

松田さんの話を中心にメモっていたのでまとめます。

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幼い頃は父の仕事の関係でアフリカで暮らしていた。

その時、セネガルの海で自ら獲って食べたウニのおいしさに感動する。

見た目がグロテスクなので嫌がっていたが、母に無理やり食べさせられ、そのおいしさにはまる。

家族4人でおいしいおいしいと海辺でウニを食べていたところ、セネガル人がやってきて「何を食べているんだ!?そんなものは人間が食べるものじゃないだろ!」と馬鹿にされてしまった。

さっきまで、おいしいおいしいと食べていたものが、急にゲテモノ食いのように言われてしまう。

この経験が松田さんの初めてのカルチャーショックになったそうです。

それからは食べ物を通じて、何が文化の違いなのか見るようになっていったそうです。

また、ヨーロッパバカンス中に父からおこづかいをもらっても、チーズとチーズスライサーを買ってホテルでずっと食べているような子だったそうです。

高校時代をアメリカで過ごしますが、その時に日本食と日本アニメにアメリカ人の友人が夢中になるのを見て、回転寿司や日本アニメを海外で販売するビジネスモデルを考えます。

大学(筑波大学)卒業後、6年間銀行員として活躍。

なぜ銀行かと言うと、起業に向けて財務などの勉強がしたかったからとのこと。

その間、食に関するビジネスモデルをずーっと考え続けていた。

そんな頃、1995年にボストンで行われた友人の結婚式でスペシャリティコーヒーに出会い、そのおいしさに感動!
それまでは松田さんはコーヒーは好きではなかったそうです。

そしてこのコーヒーを日本に広げたいとの思いから、7000万円借金しタリーズジャパン1号店を銀座にオープン。

借金の半分は国民金融公庫から賄い、もう半分は自分の財産と残りは知り合いなどから集めたそうです。

パソコンも売り払い、まさに背水の陣。

失敗はできない!

だけど、松田さんはこの時こう考えていたそうです。

失敗しても借金を払うためには、家の近くのあのセブンイレブンで○○年働けば大丈夫だと。

そして、そのコンビニで自分が働いている姿をリアルに想像したそうです。

そして、「例えコンビニでバイトの生活になっても自分は、こうすればもっと弁当が売れるな、こうすればもっと売上が上がるな、と自分はきっと上を見て頑張っているな。きっとまたビジネスを志すな」と思い、起業を決めたそうです。

最悪のラインを考えるのは重要なのですが、さらに大事なのは、その最悪の状況になってもその状況に絶望せず、上を見て頑張っている自分を見つけることが大事だと言われていたことがとても心に残りました。

店は銀座に出店。近くにはマクドナルド、プロント、そして行列が出来ているスターバックス。

銀座を選んだのは通行料が多かったからだそうです。

だけど、知名度の低さからなかなかタリーズに人が入ってくれない。

多くの人がタリーズを通り過ぎ、プロントやマクドナルドに入っていく。

まるで漁師の目の前を通り過ぎる大量の魚群のように。

そこでの松田さんの行動がとっても面白かった!そしてこれはきっと商売の真髄なのかも。

1)一人サクラ

 ・店の前のガーデンチェアに座り、タリーズコーヒーを美味しそうに飲む

 ・通りをタリーズのカップを持って歩き回る。「このコーヒーおいしいなぁ!」
  と言いながら。(後にこの行動が思いもよらない結果をもたらす)

 ・タリーズの前で「うわ!ここおいしそうなコーヒー屋があるじゃん!」と
  大声で叫ぶ

 ・歌舞伎座から出てくる大量のお年寄りの目の前を歩き、タリーズの前で
  突然止まり店内に入る。そうするとみんなぞろぞろとタリーズに入ってくる(笑)!

 

2)他コーヒーショップ(スターバックス)との差別化

 ・チラシを手書きで書き、一枚一枚情熱を込めて配る。コピー代を考えると
  そうならざるを得なかったとのこと。チラシからの誘導率は大分高かった。

 ・スペシャリティーズとして特別感を演出

 ・法人営業を行う。三越の店長が大のエスプレッソ好きでタリーズを社内で広めて
  くれたそうです。観光客は一度しか来てくれないかもしてないが、その土地で働く
  人はリピートになって何度も来てくれる可能性が高いと。
  また、その当時三越は華やかなお店とは正反対にオフィスは小さく暗い地下3階
  にあり、ここでも松田さんは、「いい場所は売り場であるべきなのだな」
  と感じられたそうです。

 ・Take Out専門ショップオープン

 ・夏には透明プラスティックカップを業界で初めて使用

 ・緑色のストローをアメリカから仕入れて、業界で初めて使用

 ※タリーズのロゴを入れた透明カップを持って銀座をぶらぶらし、通行人に
   アピールしまくっていた松田さん。
   ある日あるカップルの女性がじーっと松田さんの持っているカップを見つ
   めていた。

   「やった!見られている!」と思った松田さんはロゴが見えるようにさらに
   カップを強調して見せつける。そこでその女性が放った言葉が松田さんを
   驚かせる。

「ねー、あの人スタバ飲んでる。スタバ行こう♪」

そう、松田さんは知らず知らずスタバの宣伝をしていたのでした(笑)
カップもロゴも遠目には同じに見える。
人は細かな違いではなく、雰囲気を見ているのだ。
と松田さんは学ばれ、そしてあのグリーンストローが生まれたのです。


3)大手競合と同じ土俵に上がる

 ・シアトル系コーヒーという点を強調し、「タリーズってスタバと同じシアトル系
  なのね」
という意識を持ってもらい、スタバと同じ土俵に上がった。

 ※この経験が、「新しいマーケットの活性化のためには競合が必要であり
   彼らはライバルである同時にフレンドである」
という意識につながる。
   Eggs `n Thingsに関してインタビューを受ける際には競合もあえておすすめ
   しているそうです。


こうやってタリーズ創業時の経験談を聞いていると、松田さんは何か失敗があっても必ずそこから何かを学び、さらにその失敗を大きく上回る成功を実現させています。

転んでもただでは起きない。
必ず何かを掴んで立ち上がる。


そして数年前、松田さんは単身シンガポールに移住し、タリーズアジアを立ち上げます。

現在、シンガポールに5店、韓国に2店を展開しています。

「タリーズはコーヒーを通してホスピタリティを提供している」

ホスピタリティ。

日本語にすると「おもてなしの心」。

これは日本が誇るべき文化であり、そこから色々なビジネスが広がっていくことが考えられる。

シンガポールに住んでいる日本人は、日本のことをとても心配している。

元気がないと。

自分自身も海外から見るととても心配になる。

特に外食産業は苦しんでおり、儲かっている企業は薄利多売の安売りだけ。

こういった外食業界にカンフル剤を打ちたい!

とのことで、Eggs `n Thingsを日本で展開することになった。

当初はハワイのEggs `n Thingsの方から日本で広めてくれとの依頼がきたが、松田さんは「世界に広めさせたい」との話をし、世界展開の了承を得て日本展開となった。

Eggs `n Thingsはパンケーキやオムレツのお店と言われるが違う。

朝食の店だ。

いつの時間でも朝食を提供する朝食のお店であると。

日本は朝食業界がとっても弱い。

マックでさえ朝は一番売上が少ないらしい。

アメリカでは逆で、スタバやタリーズでは7時から9時が最も売上が多い。

ということは日本の朝食の外食文化にはチャンスがある。

そういうわけでEggs `n Thingsの展開に力を注いでらっしゃいます。

その他に心に残った言葉は

「目的と目標を明確に分けて持つ」

ということ。

タリーズ創業時の松田さんにとっては以下のような感じ。

目的:食を通じて文化の架け橋になる

目標:スペシャリティコーヒーショップを300店舗にする


ということは、例えタリーズが300店舗になっても、松田さんの目的はまだ果たせていないということ。

目的とは「遠くにあって、光り続けていて追い求めるもの」である。

ただ、目的がなくとも目標を持って日々暮らしていれば、きっと目的が見えてくる。

これはとっても心に刺さった。。。


また起業に関する話で起業とは「ないものを作るもの」。自分の周りでないもの、自分の街にないもの、自分の国にないもの、この世界にないものを作ることであると。

外国人から見るとそれは何かというと「女性の活用」であるらしい。

確かに日本の女性は教育レベルが高いので企業にとっては大きな資産であると思う。

それから、個人的に思うのは働く女性のための制度が弱いのではと思う。

先日ブログで書いた趙麗華さんのお話によると、中国では多くの女性がビジネスで成功している。どうやって生活を成り立たせているかというと、月1万円くらいでメイドを雇って、生活を支えてもらっているらしい。

これは格差があるからできるのだと趙さんはおっしゃっていました。

またオイシックスの高島宏平さんのお話の中では心に残った言葉は

マッキンゼー時代に「何からやっていいか分からない時に、何からやればいいかが分かるようになった」

知識よりも知恵が大事であるということ。

また、質疑応答の際に出た質問に「大企業の中にはホスピタリティのない企業もある。どうやって変えていったらいいか?」というものがありましたが、それに対して松田さんは「利益を上げるよりも、文化を変えることの方が大変」とおっしゃっていました。

何十年と受け継がれてきた企業文化は確かに変更が難しいでしょうね。

その企業文化が自分に合わないならば、そしてその企業に対してそこまで強い思い入れが無ければ、自分で自分の望む企業文化を持つ企業を作った方がいいかもしれません。

自分の望む人生を歩むために。

素敵な3人から色々と刺激になる言葉を頂けて、とっても刺激的な一日でした!

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情報が知識に変わり、知識が考え方を変え、考え方が行動を変え、行動が世界を変える ~電子書籍の衝撃~

情報が人々に知識を与え、知識が人々の考え方を変え、考え方が人々の行動を変える。

そんな人々の行動が、この世界をより良いものに変えていく。


だとしたら、情報へのアクセスが容易になればなるほど、この世界はより良いものになっていく。


様々な情報をバランスよく得るにつれて、『この主張は正しいのかな?調べてみよう』となり、正確な情報とそうでない情報との判断がつくようになっていく。

正確な情報は知識となり、また関連した別な知識へのアクセスにもなる。

知識が増えてくると、人は自分自身の考えを持つようになる。

勉強本を読んで、影響されてお勧めの本を読み始めて(人を動かす7つの習慣)、もっと詳しく知りたいと思いビジネス雑誌を読むようになったり、お勧めのビジネス書を教えてくれるメルマガに登録して、そこで開催されていたセミナーでマーケティングに興味を持って、コトラーを読んでみたり、政治の本を読んで選挙で投票するようになり、会計の勉強を始めて会社の基本を学び、もっと会計を極めようとしたけど自分の適性を知ってやめたり、英語の勉強をはじめて、会計士の方のブログにリンクが張られていたコンサルの方のブログで紹介されていたTEDで世界の広さを知り、経営学が気になり、経営者の本を読み、実業家の血湧き肉躍る世界に憧れ、google readerで読んでいたブログに日本人留学生が減っているとの記事を見つけ、逆にチャンスだと思い留学を考え、同時にきちんと考え方を身につけようと初心に帰り、クリティカル・シンキングを受講し、様々な業界の人々と知り合う中で自分自身のことをまた知ることになり、孫さんのスピーチに心揺さぶられ、自分自身の志は何なのかを考え、今それがまとまりつつある。


電子書籍はそんな世界をもっと高速で回すようになるだろう。

この世界をより良い方向へ変える根本的なものは『知識』なのだと思う。
この組織はそれを知っているのだろう。

そして、ディスカバー21もまたそれを知っているのだろう。

同社のカンパニーミッションは「視点を変える、明日を変える」

知識によって視点が変わり、増え、それによってそれぞれの明日が変わる。
そしてそれぞれの変わった明日が、別な人間の明日も変えていく。

そしてそれができるのは、同社がバージョンアップをし続けているからなのだろう。

業界の変化、市場の変化の上をいくために、企業は変化(進化)し続けなければならないと思う。

発売前の書籍の電子書籍版がなんと110円!
サーバーダウンにもめげずに復旧。
その対応の真摯さ!

弾さんが言うように、イノベーションを起こすのは、いつだって「明日を待てない素人」であり、あちこちぶつかりながらも明日へ向かう、そんな素人の姿はとってもカッコイイ!

そんなこの会社が僕はまた好きになった。

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余興のMCと議事録書記はおんなじことをやっているのかもね。

先日、会社の先輩の結婚式で余興をしたことを書いたけれど、その席で僕はMCもやることになった。

ゲームの言いだしっぺでもあるし、自分がMCをやった方が思い通りの進行もしやすいので喜んで引き受けた。

初まる直前は若干緊張したけれど、結果引き受けて正解だった!

MCをやるメリットって結構あって、例えば。。


①緊張感を無くし、度胸をつけるいい訓練になる

②人が理解しやすいような話し方をする訓練になる

③人の心理を読む訓練になる

④自分の思い通りの進行にできる


順番に見ていくと、

①緊張感を無くし、度胸をつけるいい訓練になる

大勢の人の前で話すのって、初めはかなり緊張するもの。
だけど、そういう機会って段々と増えてくる。
その席でどういう態度でいられるかによって、その人に対する周りの評価は変わってくる。


②人が理解しやすいような話し方をする訓練になる

10人いれば最大10個の理解のスピードがある。
一人でも理解できない人がいるとゲームはできない。若しくは進行に支障をきたす。
それを防ぐために、全員が理解できるように話すよう気をつける必要がある。
そのためには、分かりやすい言葉と声の抑揚が必要。
それを習得するためには、『仕切り』や講演の上手い人の実演をたくさん見て、自分の血肉とする。

そして、場数を踏んで、ダメなところを直し、また場数を踏んでって繰り返し、理想の姿に近づける。


③人の心理を読む訓練になる

聴衆が話を理解できるように話すためには、聴衆が話の内容を理解できているかどうかが分からなければならない。

どこが、どのように、なぜ分からなかったのか?

顔の表情、身体の動かし方などから、それらが分かるようにする。
疑問を聴衆に投げかけ、リアクションを見、また違う言葉を投げかけ、またリアクションを見てと繰り返す。
これも場数を踏むことは大事だと思う。
これは着物屋時代に鍛えられた。なんせ、初めて出会った人に、2時間後には何百万円の買い物をしてもらわなきゃならないんだから。着物販売に関しては、お客さんが口に出さずとも悩みが分かるようになった。

④自分の思い通りの進行にできる

実はこれが結構キモ。
自分で出した企画なら、思い入れは自分が一番ある。
だったら成功させたい。そのために一番いい方法は中心人物になること。

これは会議での議事録を作成するときにも役に立つ。

うちは大体ホワイトボードに議事録をまとめるんだけど、毎回必ず僕が議事録を書くと立候補している。
書記をやることによって、今後進めたい方向に有利になるよう、議事録に残す言葉を選ぶことができる。
なおかつ、第三者的に物を考えることができるし、情報を誰もが分かるように書きながらまとめるから、内容を一番理解できる。

余興ではMCを、会議では議事録書記をお試しあれ。

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結婚式、2次会、披露宴の最高の余興。それから企業の問題解決方法に関して。

昨日は職場の先輩の結婚パーティだった。
式自体はどこかでやったみたいで、当日は友達を集めてのパーティ。

参加者の内、3グループが余興をやることになっていて、僕らもやることになった。

初めは新郎と一気飲み対決だ!だとか、まるで学生のような余興アイデアもあったんだけど、結局は全然違う余興をして、参加者からも好評だった。


こういうイベント(結婚式とか、友人だけの披露宴とか)に参加するのはこれで6回目。

大体の流れも分かるし、新婦新郎の友人達による色々な余興を見てきた。

そこで分かったこと。。


余興の9割はつまらない。


カラオケ、ビデオ上映、ダンス、ビンゴ、贈る言葉などなど。。

『ああ、この人のことをこんなに想ってくれている人がいたのか。おめでとう!』

と心暖まることは度々ある。

だけど、何かが足りない。


なんでだろう?


『ああ、この人のことをこんなに想ってくれている人がいたのか。ふーん、僕の知らないところで知らない思い出がたくさんあるんだな(悲)。今、話をしているあの人は一体誰なんだ?』

なんで感じで、まるでうっざい恋人のような気持になってしまう。

そう、これは余興発表者と新郎新婦との絆に対する嫉妬だ。

さらに言うなら、この場合、場に流れる空気は余興発表者から新郎新婦へ一方通行に流れており、他の参加者はただその一方通行に流れる、『お祝い空気』を眺めるだけになる。

なんてつまらん!!!

だったら、その現象をすべてひっくり返してしまえばいい!

ガラガラ、ガッシャーン!!


というわけでひっくり返してみた。
オズボーンのチェックリストで言う『逆転したら』をやってみた

①発表場所

ステージ上 → 会場全体

②発表者

グループ毎 → 出席者全員

③『お祝い空気』の流れる方向

新郎新婦と発表者間の1車線 → 参加者全員に漏れなく循環

特にこの③がキモ。

会場に流れる空気を、参加者全員が共有できるようにすることが大事。
そして、参加者全員が新たな門出を迎える二人に対して、心から『おめでとう!』と言えること、これがゴール。

結果としては、参加者からは『今までに無い出し物だったよ!』『すごい楽しめた!みんなが一緒になれたよね!』などといった声を頂くことができて嬉しかった。


じゃあ、具体的に何をやったかというと。。


①受付でカードを参加者全員に渡し、名前と新郎新婦へのメッセージを書いてもらう。

②カードは4色に分かれており、同じグループでの参加者には別々の色のカードを渡す。

③色ごとに4チームを編成し、チーム毎に集まってもらう。

※ここで参加者全員が各自の席から離れ、知らない参加者同士でチームになる。

④各チームが新郎新婦に関するクイズを考えて発表

※単純すぎない問題にする。ひねった問題でもヒントを出せば解答は出た。

⑤他チームが一斉に解答。

※ここで珍解答があった場合はすかさずチームいじりをして笑いをとる。

⑥答えは新郎新婦が発表

※ここが大事。発表後の新郎新婦への質問やいじりで話を掘り下げる。

⑦優勝チームに商品授与

※高価なもので無くてもOK、但し手に入りにくいレア物である必要あり。

⑧余興終了と思いきや、サプライズで①で書いてもらったメッセージカードをボードにし、新郎新婦にプレゼント。


そして、新郎新婦に拍手喝さいし終了。

流れとしてはこんな感じ。

ここで大事なのは

①知らない参加者同士が頭を突き合わせて共同作業にあたり、意識を共有すること

②新郎新婦の知られざる一面を、『当事者』として知ることができること

この、『能動的に、インタラクティブに、当事者として』参加することによって参加者全員が楽しめる余興ができたかと思う。


とここまで書いてて思ったけど、これって社内教育のアクティビティみたいだな。

こんな感じで企業の問題解決(品質問題、クレーム処理、新規企画、経営問題)に使えないかな?

①各部署間の人間がそれぞれ集まって、問題点を発表

②別のチーム(これも各部署間の人間によって編成)が解決策を発表

③それぞれの解決策について話し合い、どれが的確な方法が決定

④的確な問題解決方法を考えたチームには賞品授与

④実行

⑤上手く解決できた場合には全員に臨時ボーナス

この場合、④で賞品授与でなく、人事面での評価アップや、給料に直結すると言われると各チーム間で足の引っ張り合いになりそう。

どうやって、他のチームの良質な意見を尊重するような仕組みにするかは、よ~く考える必要がありそうだなー。


あっ、それから余興のMCはすっごく楽しかった!
大勢の注目を浴びて話をするのって楽しいですね。
バンドもそうだったけど、観客としてでなく、提供者としての立場の方が何倍も得るものが違ってきますね。

このへんで思うこともあったので、それに関してはまた書きまーす。

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意義と意味

以前、新将命さんのお話を聞く機会があった。

新さんはシェル石油、コカコーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどを渡り歩いた伝説の外資系トップ。

経営の教科書、リーダーの教科書などのビジネス書を書かれている。

その方がおっしゃっていた言葉がずっと頭の中をぐるぐる回っている。

『社会的に意義と意味のある仕事をすることが大事』

社会的に意義と意味のある仕事。

この世界の多くのビジネスは、世界をよりよくするために存在していると思う。

だけど、その『よりよくする』ことの幅と深さは企業によってまちまちだ。

今僕が使っているこのpanasonicのPC(Let's note)は頑丈性と電池の持ちの良さで多くのビジネスマンが使っている。そのおかげで仕事のスピードが上がり、助かっている人はたくさんいるだろう。

Adobeのイラストレーターやフォトショップのおかげで、誰が作ったデザインデータでも共有、印刷することができる。

MicrosoftのWindowsも、excelやワードなどの共通のフォーマットを世界中に広めたことで、どこにいても仕事がスムーズになった。


だけど、うーん、そういうことじゃないんだ。


活版印刷技術の進歩によって、知識が本という形をとることが可能になり、多くの人に広まっていくことになり、知識を増やした人々が実業界で活躍し、世界を変えていった。

飛行機が開発され、人々は今までよりも短時間で長距離を移動することができるようになり、他国のことを理解するスピードと密度が上がった。

インターネットの普及によって時間と空間を超えて世界中の人々が繋がるようになった。

昨日までの世界と、今日の世界がまるで変わってしまうような。

見たことのないような世界が目の前に広がる。

この世界にとっての意義と意味。

そんな意義を見出したい。

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優れたリーダーの条件

昨日、酒井穣さんの講演を聞いてとてもためになることがありました。

講演のタイトルは

「最強」リーダー育成講座

最強リーダーをいかに育成、もしくは成るかというのが主な話だったんですけど、次の言葉がとっても心に残った。


リーダーには修羅場の経験がいる。
そしてそれは次の3つだと最強(昔の人が考えたらしい)

①死にそうになる
②冤罪で捕まって投獄される
③クビになって3年くらいプライドをずたずたにされる

確かにこりゃあ強烈な体験ですよ。。。

こんな状況を克服すれば相当な精神力がつくでしょうね。

僕の場合は③だけが当て嵌まる。
今の状態を克服すれば、相当な精神力がつきそうだなってのは確かに実感としてある。
うん、がんばろ!


それから、リーダーには利他性が必要という話も印象的だった。

これって本当だなあって思ってて、時分の周りを見てみると、仕事ができる人ってのはだいたい自分よりも他の人間のことを考えていることが多くて。

人間の成熟度合いはどれだけ利己的から利他的にシフトしているかで分かるらしい。

じゃあどうすりゃ利他的になれるのって話だけど。

①自分のために犠牲になった人のことを考える
  (親、友人、上司などなど)

②彼らに恩を返すためにリストアップする。

③すると、全然恩を返せてないことが分かり
  やばい、とにかく返さないと大人じゃない

となり、人は利他的になるってことのようです。

恩を返そうって気持にそもそもならない人はダメですね。

そして、利他性を持つ最強のライフハックは

『子供を持つ』

ということ。

子供が生まれると人間の脳に流れる物質の種類が変わるらしい。。。

そして強制的に利他的になるらしい。

うーん、これも感覚的にすごい分かる。

確かに子供がいる人の方が頼りがいがある雰囲気を持っている。


まだまだ子供を持つ気配のない僕は、恩返しのリストアップをして、修羅場の経験を積もうかな!

幸い(なのか?)修羅場だらけの職場だしちょうどいい。

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修羅場と自己実現

こないだ仕事で大きなミスをした。

受注印刷物の下阪(印刷物データを印刷するための直前作業)間際にミスが見つかり、急きょ修正を加えた。

その仕事は何度も受けていた仕事と同じような案件であったので、いままでと同じ仕様に修正し下阪し印刷をした。

その修正に間違いがあった。

制作の人間も僕もミスを見逃した。

受注額は約500万円。


クライアントからは以前ミスがあった際にこれが最後通告だ言われていた。

長い茶色のテーブルのある会議室で、メッシュ加工された高価なビジネスチェアに腰かけたクライアントはそう言った。

屈辱的だった。

今でも彼の言葉は頭の中から出ていかない。

いずれ、○○社は大きな問題を起こすだろう。

彼はそうも言っていた。

今回の件が分かった時も、彼の言葉が頭の中で鳴り響いた。


そんなことを言われるこの関係に、自分の仕事をコントロールできていない自分自身に、作業をしてくれている会社の人間を上手く動かせない自分自身に、責任を全て自分が飲み込むしかない現状に、そしてミスは他の人間のせいでもあると心のどこかで感じている自分自身に、嫌気がさし、怒りが湧き、それら全てをひっくるめた現状に心から憤りを感じた。


そして今回の事件。

事態が社内で発覚した時点では、納期までに再生産を行うことは可能だった。

だが、ある加工を加えることで事態を収められそうということになり、上司はクライアントへその加工の了承を得るよう僕に言った。

僕は断固反対した。

上司と口論している最中、クライアントの言葉がずっと頭の中を回っていた。

『ここで再生産をかければ(再生産をしても粗利益は残る計算だった)間に合う。

逆に、クライアントに話せば信用を失う。

この先の仕事に関わる大きな大きな信用を失う。それは今回の再生産費用とは比べることのできない程の額だ。

再生産をすれば会社が傾くというなら了承するが、そうでないならやらせて欲しい』

結局、会社の苦しい財務状況もあって(再生産してもつぶれるわけでないが)クライアントに上記の提案をすることになった。


僕は悔しくて悔しくて、初めて仕事で涙が出た。

約束を守れなかった自分が惨めで、失う信用の大きさがショックで。


だけど、その提案内容の加工が不可能なことがクライアントへの連絡後に発覚し、再生産となった。


僕らは信用と利益の両方を失った。

幸い、取引停止とはならずに今でも取引は続いている。

僕の会社もつぶれていない。

だけど、以前とは違うということは誰よりも僕自身が分かっている。


二度と信用を失わせない。

絶対に。

これ以上の信用をつけ、あの人を見返してやる。


この事件までは、もっと自分が成長できる企業に移ってばりばりやるつもりだったが、気持が変わった。

この件にケリをつけるまではこの会社を離れない。

なぜなら、それが僕の自己実現に向けた道にある通過点だからだ。

認めたくなかったが、まだ僕は足元が固まっていなかった。

この道を通らずに、他の道から進むことを選択した場合、僕は僕自身に対する自信がつかない。

必ず、ケリをつけてやる。

こうありたいと願う自分になるために、僕は必ずこの試練をパスしてみせる。

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